2013年03月07日

目次


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第1章 傷
  爆心地被爆 沈黙
第2章 爆心地
 〜死の500メートル圏内〜
  原爆投下 昭和20年、広島  広島市消滅  死の同心円
  熱線地獄――1.2キロメートル圏内へ  爆風の衝撃――730メートル圏内へ  
死の放射線――500メートル圏内へ
第3章 生存者発見
  湯崎資料  爆心地復元運動  解明への手がかり  調査票は語る
  死屍累々  化石  遺体確認  SD――ショートディスタンス
第4章 語りはじめた人たち
  沈黙の40年  被爆体験はフィクション?  ピカもドンもない
  竹田さんの40年  波瀾万丈でない人
第5章 空白地帯
  路上被爆  ファイヤーボール直下  地獄からの生還  闇の爆心地
  黒い雨  徳清さんの戦後  体内に残るガラス片  被災者の群れ
  火事嵐  極限下の人々
第6章 僥倖
  私は何故助かったのか  生存者たちはここに居た  地下室
  普段と違う行動  コンクリートの建物の中でも……  僥倖
第7章 生と死のコントラスト
  検証――日本銀行  くいちがう証言  配置図復元  物理学者庄野直美教授
  熱線、爆風、放射線  再現――日銀ビル3階  40年前  熱線照射
  ガンマ線照射  奇跡を科学する
第8章 突然の死
  即日死90パーセント  急性障害  無力だった医療  ドクダミ茶
  ナスの塩もみ  一升瓶のお茶  自家輸血
第9章 影
  癌への恐怖  鎮痛剤  不安の日々  白血球  豪語
第10章 新たな悲劇
  57人目の生存者  続く悲劇  髪  女学生たちの戦後  乳癌
第11章 死者たちの証言
  8月6日、広島電信局  『電信日誌』の14人  表彰状  2つのカツラ
  16歳で被爆、42歳で死亡  死んだ日、生まれかわった日
第12章  被爆の刻印
  後障害との闘い  400本の細胞カプセル  染色体異常の示すもの
  染色体異常率と被爆線量  染色体異常と発癌  発癌2段階説
  近距離被爆者の骨髄細胞  癌遺伝子をつかまえる  染色体異常の遺伝的影響
第13章 癒されぬもの
  一輪の花  家族への思い  一家離散  ある離婚  心のケロイド
  見捨てられた人々  鎮魂
終章

参考文献

付章
  日銀広島支店の被爆者〜奇跡の生還の科学的分析〈庄野直美〉
  広島原爆のエネルギー  日銀広島支店の被爆位置  被害の時間的経過
  爆風による被害  中性子による被害  熱線による被害 ガンマ線による被害
  まとめ
  参考文献

  近距離被爆者と染色体異常〜現在も残る原爆の爪痕〈鎌田七男〉

   原爆後障害の現況
  原子爆弾の身体的後障害  放射線と白血病発症率  
被爆者白血病の発生、3つの特徴  組織別危険度  現在何が一番問題か

   染色体異常の意味
  染色体異常は直接的証拠  染色体異常の刻印  放射線被曝の程度と染色体異常率
  被爆による染色体異常と他の要因による異常  染色体異常は全組織で起こっている

   染色体異常と癌との関連
  被爆者の染色体異常  癌細胞と染色体異常  染色体異常分布の不均一性
  染色体異常と癌化の関連
  参考文献

あとがき〈NHK広島局・原爆プロジェクト・チーム・川竹文夫〉



posted by 川竹文夫 at 16:51| ヒロシマ爆心地