2013年02月03日

第一回 『いのちの田圃』2001年1月号巻頭言

 
勢いで創刊したのは良いけれど、読者はわずか140人。もちろん大赤字。レイアウトは、表紙からすべて、当時大学留年中の息子がやってくれた。友人の多くは、三号もすれば廃刊になると思っていたそうだけど、私は五百号は超えるつもりでいた。
 
創刊に寄せて


 「たった今、始めてしまえ。さもなければ、ようやく芽生えた小さな志も、いつしか泡のように消えてしまうだろう」
 胸の奥の声が、もはや無視出来ないほどに大きく鳴り響いている。確かなあては、何一つない。けれど、私は、旅発つことにした。

 一昨年の秋だった。いつもの里山に散歩に出掛けた私は、思わず息を呑んだ。
 谷あいの田圃には、刈り入れを待つばかりの稲穂が、真昼の光を集めて、黄金の波である。生まれたばかりのガラスのように澄み渡った空の青。そして、直下には金色の散乱。
 日常の忙しさに紛れ、季節の移ろいをすら忘れてしまっていた私は、その美しさに意表を衝かれ、しばし、たたずんだ。
 いのちの田圃・・・不意に、私の口はそうつぶやき、それを合図に、心は一つの情景をまさぐり始めていた。
 病の治癒と、傷ついた人生の回復を目指し、険しい坂道を懸命に歩む人たち。
 少し先をゆく人たちが、振り返っては手を差し伸べ、ある時は重すぎる荷物を肩代わりし、共に歩を進め・・・そして気が付けば、みなが皆、思いもしない高みにたどり着く。そこは、新しい価値と使命、そして新たなる出発の喜びが与えられる新天地なのである。

 人は病み、人は傷つき、人は時として挫折し、失意にまみれる。しかしその時こそ、人生を癒し、いのちを育てる好機であるに違いない。
 起こったことのすべてを静かに受け入れ、自らの責任としてその根を探り、意味をたずね、多くを学ぶ。その先にはきっと、ウェラー・ザン・ウェルの世界が待っている。
 ガンやさまざまな病を、ただ治すのではない。治すのはもちろんのこと、美しいこの言葉そのままに、病を得る以前にも増して、心身共に健康で幸せな、真に価値ある人生を送る。
 そんな場所、そんな結びつき、そんな癒しの集い。それが、「いのちの田圃」なのである。


posted by 川竹文夫 at 15:28| 月刊『いのちの田圃(たんぼ)』

雨の日もいい天気 1


人生は、思い通りにいかないことの方が多い。真面目に懸命に生きようとするほど、思いがけない失敗や挫折が待ち受けていたり・・・。
 そんな時こそ、「すべては幸せの前ぶれ」と心に言い聞かせ、私は、自らを励ましています。
想像もつかない悲惨をも、「幸せの前ぶれ」に変えた人をたくさん知っているから・・・。




posted by 川竹文夫 at 15:16| 雨の日もいい天気

大長編プロフィール、始まり始まり


1993年 
NHK教育テレビスペシャル『人間はなぜ治るのか』三本シリーズ制作。
自らの心の力によって絶望から生還し、真の健康と新しい人生を築いたガン患者たちの喜びに満ちた証言は、大反響を呼んだ。
「ガンが治るなんて、初めて知りました」。「もう一度、頑張ってみます」。視聴者からは、こんな声が殺到。
が、「治らないのが、ガン」と頑なに信じるマスコミからは、大バッシング。特に、三本のうち一本の副題に〈心がガンを治した〉とつけたため、「新興宗教のキャンペーン」「心でガンが治るなどと、ガン患者を、たぶらかすな」とまで。
「ガンが治る」のは、紛れもない事実。そのありのままの姿を報道しただけ。これで私は、意地になりました。ガンの常識を覆す旅、ここに始まる。



1995年shiawase.gif 『幸せはガンがくれた』(創元社)
出版。営業からは、このタイトルでは売れな
いと危惧されたが、私が最も言いたいのはこのこと。今も、「ガンになって幸せ」と思わない日は、ただの一日もなく、その幸せを、すべてのガン患者さんに味わってもらうのが、私の使命であり喜びです。



1997年 
ガンの患者学研究所創設。と書けば、凄そうだけど、実は、そのころ無一文。で、机、椅子、暖房器具など一式、妻と二人でコツコツと粗大ゴミを拾い集め(毎週水曜日の早朝)、自宅を事務所に、ひっそりとスタート。

NPO法人ガンの患者学研究所ホームページはこちら


2001年 
tanbotext1.gifガンの患者学研究所の会報誌・月刊『いのちの田圃(たんぼ)』創刊。
最初は、週刊誌にするつもりだった。不安な日々を送る患者さんを一か月も放っておくのは、忍びないから。が、「そんなことすると、川竹さんが再発して死ぬよ!」。友人の忠告で、踏みとどまる。確かに、月刊でも大変、大変!!



2003年 
第一回『千百人集会』開催。
千人は、これからガンを治す人、百人は治した人。二日間、一堂に会して体験を交流するという世界初のイベント。当初は、「百人なんて、とんでもない妄想」と、医療関係者、マスコミから嘲笑を浴びた。
が、実際は、治った人は百二十四人。治したい人は、千人を優に超え、急遽、別室にテレビ中継をするはめに。無料で引き受けてくれたスカイパーフェクトテレビさん、ご恩は一生忘れません。
ところで、「二十人集めたら土下座する」と言った某病院院長さん。約束はいつ果してくれるのかな?



2009年
『日本ウェラー・ザン・ウェル学会』設立。
 ガン医療者が、治った元患者から学ぶ、世界唯一の学会。「川竹さん、本当に、いたんですね」。学会に初めて参加した医師の多くが異口同音に言う。
ここで、クイズ。「本当にいた」とは、いったい何が? 答えは、治った人。
医師の多くは、一人でさえ見たことがない。だのに学会では、三十人ほども登壇。驚くのも無理はありません。
ことほど左様に、現代ガン医療はガンを治せない。けれど私たちは、自らの力で治すことができる。その事実と、その方法を、アピールしたい。世界に!



2006年 
naorutame.jpg『すべてはあなたが治るため』(川竹文夫著)128万部、無料配布開始。
128万は、我が国のガン患者数。その全員にこの本を手渡したい。128万人、みんなに治ってもらうために。到底不可能と、この私も思っていた・・・が、実に実にたくさんの方のご協力のおかげで、すでに70万部以上を配布。やるぞ、128万部!



2010年
〈笑顔の革命〉スタート。この年の第二回『千百人集会』で初めて構想を発表した。
革命の原動力は、治した人の満面の笑顔。そして、彼らに学ぶことで、ガンを治せるようになった医師たちの使命達成の笑顔。どちらを見ても笑顔、笑顔。
だから〈笑顔の革命〉という。



2011年
 ガンの患者学研究所、経営危機に! いつも身の丈以上のチャレンジを続けてきた無理が蓄積し、ついに閉鎖のやむなきに至る。
が、なんというありがたいことだろう、たくさんのご寄付と励ましが殺到し、わずか二か月の小休止(?)で復活。
今では(2013年)、会計士さんも「V字回復も夢ではない」と言ってくださるほど順調な歩みとなっています。
私、川竹文夫は、〈笑顔の革命〉成就に向けて、これからもどこまでも粘り強く、前進を続ける決意です。
あなたももし、私たちの活動に加わってくれるなら、こんなに嬉しいことはありません。

というわけで、『長篇プロフィール』も、ひとまず、おしまい。いかにも自慢気なところもあり、我ながら冷や汗ものなのに、よくぞここまで読んでくださいました。寛大なあなたに、心から感謝です。ありがとう。

logo.jpg
posted by 川竹文夫 at 11:23| プロフィール